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"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.2

imitations.jpg

オープニングから3曲の演奏が終わったところで
スクリーンにthe imitationsの紹介VTRが投影される。


juncoayumiがステージセンターに移動。
the imitationsのコーナーがスタートする。

ナチュラルに歪んだギターリフが印象的なイントロから
"gone with the love"の演奏がはじまる。

大陸的なおおらかさが感じられるロックナンバーだ。


メインヴォーカルをとるjuncoの声は実に魅力的だ
"熱く、パワフル"な丸山純u-shi
とはまた違ったタイプの
"Cool"と表現するのがふさわしいヴォーカリストだ。

そこにのびやかなハイトーンのayumiが加わり、

独特のヴォイスサウンドを生み出している。

4曲目が終了し、
ここでMCが入る。

丸山純から今回のライブのコンセプト、
そして、あらためてthe imitationsが紹介された。

今回のライブは丸山純の音楽生活約(?)20周年を記念して、
(自分でも何年プロやってる正確にはわからないそうな・・・)
プロの仕事仲間、音楽仲間、弟子など、
彼にゆかりのあるゲストシンガーと一緒に
音楽を届けるという趣向だ。

ローズ系のピアノの軽快なイントロから
"you'll see"がはじまった。

心地よいハネたビートにキャッチーなメロディが乗った
ポップチューンだ。

"you'll see"終了と同時に
石川ハルによる
不思議なテイスト(エスニック?アフリカン?無国籍?)の
リズムパターンが展開される。


そして、
目の前がパッと開けるような
広がりのあるサウンドのイントロが奏でられる。

the imitationsコーナー最後の曲 
"the prayer" 。


スケール感の大きな、メッセージソングだ。
6/8拍子のゆったりとしたリズムに、
the imitations丸山純を加えた
ハーモニーが美しい。


今回のthe imitationsのステージを見て、
彼女たちの大きな進化に驚きを覚えた。


3曲ともthe imitationsオリジナルの楽曲で、
ベースのシミズケイイチ
juncoの共作によるものだ。

楽曲、サウンドともに
SUBWAYSとも、
丸山純のオリジナル楽曲とも
違う独自の個性を放っている点も特筆すべき点だろう。


これまではSUBWAYSのコーラスとしてのステージが
メインであった彼女たちにとって
今回のライブは、"アーティスト"the imitations"としての
スタートということになるが、
まさに"アーティスト"としての
個性、アイデンティティを感じさせてくれるステージだった。


70年代テイストが漂い
ちょっとロックなサウンド感、キャッチーなメロディ
異なるヴォイスキャラの2人のハーモニー、
今までにないタイプの女性デュオといえるだろう。


今後もthe imitationsとしてのソロ活動に期待したい。

Reported by 326

Photo by Ikeda