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2011年06月29日

"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.4

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続いて、
松岡"Tine"奈緒美田中まゆ果の二人が
VTRの流れる中、
ステージに登場。


二人は、
言わずと知れた、
コーラスとして大物アーティストをサポートする
日本を代表するミュージシャンだ。


松岡"Tine"奈緒美
ユーミン松任谷由美)のコーラスを長年つとめ、
ライブでは欠かせない存在となっている。
ここ最近もよくテレビで見る機会が多い。

そして、田中まゆ果
佐野元春のコーラス"TTシスターズ"の一員として、
ツアーなどで活躍するなど、
幅広い活動で知られている。

そんな二人は
丸山純と長年の仕事仲間&パ○○コ仲間(?)とのことで、
彼の強い要望により、
今回J PROJECT LIVEへの出演となったとのことだ。


丸山純と二人の軽快なトークを繰り広げられる。
話の中心は、音楽よりもっぱらパ○○コで、
会場は終始笑いに包まれた。

まず、
松岡
Jackson 5の代表曲"I'll be there"を披露。
バンドもしっとりとアコースティックアレンジでサポート。


松岡の優しく、包み込むような歌声を
ピアノのシンプルな演奏が引き立てる。

Bメロからは丸山純の歌が
コントラストを描いて展開してゆく。

the imitations丸山純まゆ果が加わり
一層の厚みと深みを増したコーラスが広がりを演出。

この曲はこれまでも
色々なアーティストにカバーされているが、
今までにない優しさ、柔らかさのある
カバーバージョンだと感じた。


つづいて、
まゆ果
こちらもアコースティックアレンジの演奏をバックに
LeAnn Rimesの"how do I live"を披露。


セクシーなハスキーヴォイスに
オーディエンスもグッと引き込まれていく。

同じく厚みのあるコーラスが歌を引き立てる。

そして、このコーナーの最後は
丸山純R Kellyのナンバー
"I believe I can fly"を披露。


the imitations松岡まゆ果
そして敏嗣舞紀も加わり
総勢6名のコーラス隊を従えて熱唱。

R Kellyのオリジナルよりも
厚みのあるコーラスを前面に出したバージョンになっており、
曲のクライマックスは
まるでゴスペルクワイアのような
重厚なコーラスが会場を包み込み、
曲が終わると大きな歓声がわき上がった。


3人それぞれのソロはもちろんだが、
彼らが加わったことによって
圧倒的に存在感が増したコーラスに、
やはりコーラスにおける
日本のトップミュージシャンの実力、クォリティに
あらためて感動をおぼえた。


Reported by 326

Photo by Ikeda

2011年06月25日

SUBWAYS スペシャルアコースティックライブ & more

days_event_banner.jpg


7月16日(土)

西麻布星条旗通りにあるバー"DAYS"の
15周年 イベントとして、

"SUBWAYS スペシャルアコースティック Live & more"

を行います。

この"DAYS"のオーナー
松本オサム氏は、

オレとu-shiとの共通の友人です。

共通といっても、
実は、全然別で知り合いでして、


5年ほど前にu-shiに誘われて
SUBWAYSのライブに来た松本氏が、

「アッレーッ!シミズさんじゃないっすか!
 なんでココにいるの?」

「っていうか、松本っちゃんこそ、
 なんでココにいるの?」

という具合に、
衝撃の再会を果たしました。

まぁ、"世の中狭い"の最たるものでした。


で、
その松本氏からの

「今年夏で"DAYS"15周年なんだよね。
 SUBWAYSで何かやってよ!」


とのアツいご要望にお応えして、
今回のイベント出演となった次第であります。



さて、今回は"スペシャル"っていうくらいだし、

さらに"& more"なんて銘打ってますんで、

いつものライブとは違う趣向を考えてます。
お楽しみいただけること、間違いなしですので、
是非是非お越しくださいませ。


シミズケイイチ


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"SUBWAYS スペシャルアコースティック Live
& more (Live以外のお楽しみも!)"

◆ Date:7月16日(土)
◆ Time:(open)19:00 (start)19:30
◆ Place:西麻布"DAYS"
港区西麻布1-4-7 クレド西麻布B1  
03-3402-8887
http://www.o-days.com/DAYS/Top.html 
◆ Charge:1500円(1drink)

◆出演:
u-shi(vo)
futoshi(acoustic guitar)
AO(piano)
シミズケイイチ(acoustic bass)
石川英一(drums & cajon)

2011年06月23日

"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.3

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紹介VTRが流れる中

田上敏嗣井上舞紀がステージに登場。

ここで丸山純からあらためて二人が紹介される。


彼らは現在丸山純が講師をつとめるスクールの生徒であり、
今回J PROJECT LIVE出演者として抜擢された。


AOの奏でるピアノのイントロ、
アリシア・キーズの代表曲
"if I ain`t got you"だ。

舞紀ののびやかな声が響き渡る。
ストレートに伝わってくる素直な歌声が印象的だ。


2コーラス目のアタマから敏嗣がリードを取る。

客席から“ワオォ”という歓声が。


女性キーを楽に歌いあげるハイトーン、
それでいて豊かな声質は
日本人には
なかなかいないタイプのボーカリストではないだろうか。


そして二人の声が重なり合うハーモニーも
力強く、広がりがあって
心地よく伝わってくる。


曲の終盤からは、
丸山純the imitationsのコーラスが加わり、
曲はクライマックスを迎える。

ナント、
彼ら二人は今回が初ステージとのことだ。
しかもバンドと一緒に歌うのも初めてのこと。


イヤー驚きだ。


バンド、そして先輩コーラス陣を従えて歌う姿は
なかなか堂々たるものだった。

ひたむきに歌に取り組む二人の姿も
見ていてとても気持ちがよかった。

これからの成長が楽しみな逸材だ。


Reported by 326

Photo by Rie

2011年06月16日

"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.2

imitations.jpg

オープニングから3曲の演奏が終わったところで
スクリーンにthe imitationsの紹介VTRが投影される。


juncoayumiがステージセンターに移動。
the imitationsのコーナーがスタートする。

ナチュラルに歪んだギターリフが印象的なイントロから
"gone with the love"の演奏がはじまる。

大陸的なおおらかさが感じられるロックナンバーだ。


メインヴォーカルをとるjuncoの声は実に魅力的だ
"熱く、パワフル"な丸山純u-shi
とはまた違ったタイプの
"Cool"と表現するのがふさわしいヴォーカリストだ。

そこにのびやかなハイトーンのayumiが加わり、

独特のヴォイスサウンドを生み出している。

4曲目が終了し、
ここでMCが入る。

丸山純から今回のライブのコンセプト、
そして、あらためてthe imitationsが紹介された。

今回のライブは丸山純の音楽生活約(?)20周年を記念して、
(自分でも何年プロやってる正確にはわからないそうな・・・)
プロの仕事仲間、音楽仲間、弟子など、
彼にゆかりのあるゲストシンガーと一緒に
音楽を届けるという趣向だ。

ローズ系のピアノの軽快なイントロから
"you'll see"がはじまった。

心地よいハネたビートにキャッチーなメロディが乗った
ポップチューンだ。

"you'll see"終了と同時に
石川ハルによる
不思議なテイスト(エスニック?アフリカン?無国籍?)の
リズムパターンが展開される。


そして、
目の前がパッと開けるような
広がりのあるサウンドのイントロが奏でられる。

the imitationsコーナー最後の曲 
"the prayer" 。


スケール感の大きな、メッセージソングだ。
6/8拍子のゆったりとしたリズムに、
the imitations丸山純を加えた
ハーモニーが美しい。


今回のthe imitationsのステージを見て、
彼女たちの大きな進化に驚きを覚えた。


3曲ともthe imitationsオリジナルの楽曲で、
ベースのシミズケイイチ
juncoの共作によるものだ。

楽曲、サウンドともに
SUBWAYSとも、
丸山純のオリジナル楽曲とも
違う独自の個性を放っている点も特筆すべき点だろう。


これまではSUBWAYSのコーラスとしてのステージが
メインであった彼女たちにとって
今回のライブは、"アーティスト"the imitations"としての
スタートということになるが、
まさに"アーティスト"としての
個性、アイデンティティを感じさせてくれるステージだった。


70年代テイストが漂い
ちょっとロックなサウンド感、キャッチーなメロディ
異なるヴォイスキャラの2人のハーモニー、
今までにないタイプの女性デュオといえるだろう。


今後もthe imitationsとしてのソロ活動に期待したい。

Reported by 326

Photo by Ikeda

2011年06月12日

"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.1

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今回から6回に渡り、
2011年5月21日原宿ラドンナにて行われた
J PROJECTとして2回目のライブとなる

『"J PROJECT LIVE vol.2" 〜Let’s Get Together Now〜
supported by SUBWAYS 』

のレポートをお届けします。

今回会場となったラドンナ
いわゆる“裏原”という、
ちょっと意外な(?)ロケーションにあるライブハウスだ。

エントランスから高級感があり、
会場のつくりも含め"Blue Note"タイプの店といえるだろう。

前回、昨年9月に弁天で行われた
J PROJECTとしての初ライブから約8カ月。
どのような進化を遂げているか非常に楽しみだ。


19時オンタイムで会場が暗転。

ステージバックにオープニングムービーが映し出される。
今回のオープニングムービーは
J PROJECTのコンセプト、
主宰者である丸山純と出演者とのコネクションを表現した
メンバー紹介によって構成されている。

いつもながらオシャレで凝った映像だ。


バンドメンバーがステージ登場。


ステージ右手から

ギターのfutoshi、パーカッションのハル松本
ドラム石川英一、サックス千原"チハラッチ"孝文
ベースのシミズケイイチ
そしてピアノ・キーボード高井"AO"智正の6人。


映像終了し、カウントが鳴り響き1曲の演奏がはじまった。


サックスの千原をフィーチャリングした
インストナンバー"the triangle"だ。


ゆったりとした3拍子のリズムが心地よい。


スクリーンには幻想的なイメージ映像が投影され、
楽曲の持つ雄大さとのマッチングが素晴らしい。


メロディーメーカー千原のセンスが光る
オープニングにふさわしいナンバーだ。

そして、"the triangle"終了とともに、
ドラム&コンガのビートがはじまり、そのグルーブに乗せて
コーラスのお馴染みthe imitations
junco & ayumiが登場。


そして、ひときわ大きな歓声の中
丸山純がステージ中央に。


2曲目は"sweet inspiration"。
8ビートロックを基調としながらも、
コンガが効果的に使われており、
独特の色気のある楽曲に仕上がっている。

石川のグルービーなハネたビートから
3曲目の"foxy lady"がはじまった。

2曲続けて石川ハルの強力グルーブが
前面に出た曲の演奏で、
会場のオーディエンスも早速
気持ち良くカラダが動き出してきたようだ。

オープニングから3曲とも
前回ライブでも演奏された楽曲だが、
ハル松本のパーカッションを加えた新アレンジで
大幅なクオリティアップを感じた。


オーディエンスをいきなりJ PROJECTの音楽ワールドに
グッとに引きつけるパフォーマンスだった。

Reported by 326

Photo by Ikeda