"J PROJECT LIVE vol.2" LIVE REPORT vol.4
続いて、
松岡"Tine"奈緒美、田中まゆ果の二人が
VTRの流れる中、
ステージに登場。
二人は、
言わずと知れた、
コーラスとして大物アーティストをサポートする
日本を代表するミュージシャンだ。
松岡"Tine"奈緒美は
ユーミン(松任谷由美)のコーラスを長年つとめ、
ライブでは欠かせない存在となっている。
ここ最近もよくテレビで見る機会が多い。
そして、田中まゆ果も
佐野元春のコーラス"TTシスターズ"の一員として、
ツアーなどで活躍するなど、
幅広い活動で知られている。
そんな二人は
丸山純と長年の仕事仲間&パ○○コ仲間(?)とのことで、
彼の強い要望により、
今回J PROJECT LIVEへの出演となったとのことだ。
丸山純と二人の軽快なトークを繰り広げられる。
話の中心は、音楽よりもっぱらパ○○コで、
会場は終始笑いに包まれた。
まず、
松岡が
Jackson 5の代表曲"I'll be there"を披露。
バンドもしっとりとアコースティックアレンジでサポート。
松岡の優しく、包み込むような歌声を
ピアノのシンプルな演奏が引き立てる。
Bメロからは丸山純の歌が
コントラストを描いて展開してゆく。
the imitations&丸山純にまゆ果が加わり
一層の厚みと深みを増したコーラスが広がりを演出。
この曲はこれまでも
色々なアーティストにカバーされているが、
今までにない優しさ、柔らかさのある
カバーバージョンだと感じた。
つづいて、
まゆ果が
こちらもアコースティックアレンジの演奏をバックに
LeAnn Rimesの"how do I live"を披露。
セクシーなハスキーヴォイスに
オーディエンスもグッと引き込まれていく。
同じく厚みのあるコーラスが歌を引き立てる。
そして、このコーナーの最後は
丸山純がR Kellyのナンバー
"I believe I can fly"を披露。
the imitations、松岡、まゆ果、
そして敏嗣&舞紀も加わり
総勢6名のコーラス隊を従えて熱唱。
R Kellyのオリジナルよりも
厚みのあるコーラスを前面に出したバージョンになっており、
曲のクライマックスは
まるでゴスペルクワイアのような
重厚なコーラスが会場を包み込み、
曲が終わると大きな歓声がわき上がった。
3人それぞれのソロはもちろんだが、
彼らが加わったことによって
圧倒的に存在感が増したコーラスに、
やはりコーラスにおける
日本のトップミュージシャンの実力、クォリティに
あらためて感動をおぼえた。
Reported by 326
Photo by Ikeda