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2007年10月30日

一本指で(注:ベーシスト的マニアックネタ#2)

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先日の2104(フトシ)Studioでの出来事。

その日は、
ループをバックにベースを録りました。
1曲目のミディアムテンポの曲の
1テイク目を取ったところで、
フトシから

「何か、ユルくない?」

との指摘。
実はオレもプレイバックを聞いて同じことを思ってて・・・


で、ヒラメキました。


次のテイクでは
1曲を”人差指一本”で弾き切りました。
プレイバックを確認すると、
フレーズは一切変えてはいないのですが、
明らかに、
前のテイクより、
音に芯があり、プッシュ感のある良い演奏になってました。


ヤッパリね!


わが師”福田郁次郎”氏からは、
「人差指は中指よりもレスポンスが早く、
 しっかりとしたタッチで弾けば、
 ジャストに音を立ち上げることができる」
との教えをいただいていましたが、
今回さらにその意味を実感しました。


人差指一本で演奏するベーシストということでは、
ジェームス・ジェマーソンチャック・レイニーが有名ですが、
彼らは人差指のアップ・ダウン
(”指の腹側”と”爪側”の両方を使う)で
指一本とは到底思えないすごいフレーズをビシビシと繰り出します。

(エー、ちなみに、オレの場合は指の腹側だけなので、
速いフレーズは弾けません。。。 )


で、もう1曲では、
”親指一本”で、微妙にミュートをしながら弾きました。

この親指奏法は、
ベーシスト業界(?)では、
”いかりや奏法”と呼ばれております。
(これホント!故”青木智仁”氏の教則ビデオでも言ってました)

”いかりや”とは、
モチロン、ドリフターズの故”いかりや長介”さんのことです。
彼がベーシストとしてTVに出ていた頃、
親指で弾いていたらしいです。
オレはさすがに記憶ないのですが。。。

数年前に流れてた
いかりやさんがアップライトベースを弾く
キリンラガーのCMはメチャクチャかっこ良かったなぁ。

You Tube画像 ⇒ 
http://jp.youtube.com/watch?v=9rxZgrTmmYk


kei.s


2007年10月26日

見た目は似てても(注:ベーシスト的マニアックネタ)

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オレのメインベースは、
69年のFenderジャズベース(ジャズベ)です。
(メインとわざわざ言うほど、
たくさん楽器持っているわけじゃないんだけどね。。。)

これまでのSUBWAYSの作品は
すべてこのベースでレコーディングしてきました。
また、他のアーティストのレコーディングに参加した際も、
必ずこのベースを持って行ってました。
本当に使えるヤツです!

しかし、
今回作った新曲の1曲で、
このジャズベではない別の音がどうしても欲しくなり、
色々探してやっと見つけて入手しました!

71年のFenderプレシジョンベース(プレベ)です。
(結構高かったので、手持ちのベース3本売りました。。。)


見た目は、
写真にもあるように、
色も同じで、年代も近いので、
まるで兄弟のようにソックリ!


が、性格(音)は、まったく違います。


プレベっていうと、
一般的には、
ロック、パンク系のミュージシャンが使っているっていう
イメージがあるかもしれないけど、
オレがイメージしているのは、
60年代、70年代のSoul、Cross Over、
ウィルトン・フェルダーチャック・レイニーの音です。

(実際にオレが弾いて、
上記のような音になるかは、不明ですが。。。)

実は、これまでも
プレベを弾きたいな、
と思ったことが何度もあったのですが、
色々試奏しても、なかなか良い音が出せず。
要は弾きこなせず、断念してきました。。。

プレベジャズベに比べて、
タッチ、ポジション、ダイナミクスがシビアで、
弾き方ひとつで、音のキャラクターが違ってきます。
つまり出したい音を明確にイメージすることが
より重要なんだと思います。


今は出したい音があるので、
取り組み甲斐があります。

(あ、実際にイメージした音が出せるかどうか。。。
こちらも不明ですね。。。)


良い付き合いをしたいものです。

kei.s

(写真:向かって右がジャズベくん、左がプレベくん)


2007年10月25日

”名言”出ました

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「ハネずに、スクエアにならない」


このお言葉は、
SUBWAYSのグルーブマスター滑ちゃんが、
土曜日のリハで悩めるバンドメンバーに言った一言です。


Newアルバム収録予定のある1曲で、
曲としては非常にポテンシャルが高いのに、
メンバーみんな、何となくシックリいかない感覚を持っていて。。。

でも、その原因が何かがはっきりつかめない。。。

曲の構成?解釈?グルーブのイメージ?
(よくあることなんだけどね)


そんな中、
滑ちゃんが発したこの言葉がキッカケで、
目指す方向に光が差した感じでした。

「ハネずに、スクエアにならない」


一見、矛盾するような言葉かもしれません。

微妙な美味しさを表現する言葉の
「まったりとしていて、しつこくなく」
に近い感じでしょうか。

(オーイ、そうかぁぁ??)


”ハネ””スクエア”の間にある微妙なポイントに、
メンバーのイメージが統一されたとき、
”SUBWAYSグルーブ”が生まれるのだと
改めて実感。


SUBWAYSは特に演奏技術が優れたバンドって訳じゃないけど、
SUBWAYSにしか出せない”グルーブ”っていうものがあって、
それにはこだわり続けるです!


kei.s


2007年10月24日

クリック・・・

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リズムの生録りでは、
通常、テンポのガイドとなる
“クリック”(メトロノームみたいな感じ)を聞きながら
演奏します。

レコーディングに備え
ここ最近のリハでは、
滑ちゃんもヘッドフォンで“クリック”をモニターしながら
演奏をしてます。

この“クリック”ってのが、クセモノで、
“クリック“に合わせることに囚われすぎると
いつものイイ感じのグルーブが失われかねないのです。。

レコーディングでは、
“クリック“は四分音符をアタマで聞くべきものだ」
と思い込んでました。
(今まで自分が演奏したレコーディングではそうでした)

が、しかーし。

先日、オレの尊敬する
某プロミュージシャン&プロデューサーに教えてもらったのだけど、

「人によっては、八分音符や裏拍にするよ」
「六連音符にする人までいるんだぜ」


ちょっと目からウロコ・・・


何事も「これしかない」って決めつけちゃいけないね。

「常にあらゆる可能性に耳を傾け、目を向け、ココロを開くことが
クリエイティビティを高めることにつながるんだな」

と思った今日この頃であります。

注) 滑ちゃんの写真の横の不気味な生物は・・・
毛蟹ではありません。
u-shiです・・・・・


kei.s


2007年10月22日

Newアルバム 制作レポ#1〜レコーディング開始!〜

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土曜日から、
Newアルバムのレコーディングを開始しました。
前作『SUBWAYS Drop-3』に続き、
SUBWAYSにとって4作目となります。


このSUBLOGでも何度か紹介してきたように
今回のアルバム制作は、
今年の春先に、曲も何もない状態からスタートを切り、
メンバー全員で曲を作り、
アイディアを出し合い、
アレンジをしてきました。

そして、アルバムのコンセプト、収録曲が固まり、
実際のレコーディングが始まったわけです。

この日は、
2104(フトシ)Studioで、
ループをバックにベース、u-shiの仮歌を2曲録りました。

Newアルバム
リリース時期、タイトル、内容など
詳細情報は近日発表いたしますので、
しばし、お待ちを。


これから、
レコーディングの進捗状況なども
ちょくちょくレポートしていきますので、
お楽しみに!


kei.s

2007年10月17日

スパイダーマン・・・???

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こっ、この怪しい写真は・・・誰じゃぁ・・・??


実は、ワタクシでございます。。


“車上荒らし”をしているわけじゃありません!


“スパイダーマン“のマネをしているわけでもありません!


リハの帰り、ただ自分の車に乗り込もうとしているだけなのです!

前々回のSUBLOGでも取り上げた
話題(?)の某スタジオの駐車場は、
一応車2台を駐車するスペースがあるのですが、
2台とめると、
狭くて、ドアがまともに開かないのですよっ!
運転席に乗り込むためには、
車のボディと壁を
“スパイダーマン”的移動をしないとならないのです!

しかし・・・このスタジオでは本当に色々なことがあります。
恐るべし・・・某スタジオ・・・
(いよいよスタジオの実名を出しづらくなってきたぜ。。。)

さて、
肝心のリハの方では、
Newアルバムの収録曲もほぼ固まり、
最終のツメを行いました。
いよいよ、来週からレコーディングをスタートする予定です。
Newアルバムの情報はまた徐々に発表するので、
お楽しみに!

2007年10月08日

収穫の秋

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すっかり秋らしくなってきましたね。
秋といえば、“収穫の季節”。
とくれば、

“滑米(なめこめ)”の季節であります!

ン?“滑米”?・・・・

“滑米”とは、
ドラムの滑ちゃんのご実家でつくっている
新米のことを、オレたちが勝手にそう呼んでます。

SUBWAYSのメンバーは、
毎年、この時期“滑米”をいただいておりまして、
(写真でu-shiが抱えているのが“滑米”
“滑米“の美味しさといったら・・・
そんじょそこらの新米では味わえない美味しさなのです。
言葉にも、曲にもあらわせないほどです。

まさに“収穫の秋“!

あ、
まだ終わりじゃないからね。

先週末のSUBWAYSは、
Jun Maruyamaimitationsのコーラスチームを加え、
新曲のコーラスアレンジ作業。
さらに曲に磨きがかかってきました。

今回の新曲制作は、
曲として完成したものではなく、
曲のアイディア、パーツ、短いメロディなど
曲づくりの“キッカケ”だけを持って
スタジオに入り、
メンバー全員でつくりあげていく手法をとりました。

春先にみんなで持ち寄って、
蒔いた種が、
農夫達のチカラで
大きな実になりそうです。


まさに“収穫の秋“!

(オチた?・・・)

2007年10月05日

エッ、スタジオで・・・

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エー、Blogの写真には相応しくない
この”キタナイ”足は、
ウチのu-shiクンの足であります。。
白い泡のようなものは、”冷却スプレー”の泡です。
”冷却スプレー”っていうのは、
プロ野球とかで、選手が捻挫とかしたとき、
トレーナーがシューッとやるアレです。

でも、何故?スタジオで??

捻挫したんです。。。。
スタジオで。。。

リハで普通に歌っていたu-shi
急にビッコをひき始めて。
「急に足が痛くて。。。」と。

で、足首を見たら、
みるみる腫れていって。。。
「こりゃ、どう見ても捻挫だな。。。」と。


でも、
普通、捻挫って、
つまづいたり、足をひねったりしておきるもんじゃないのか!
イスに座って、歌ってるヤツが捻挫するか!!!

ハッ!
もしかすると。。。


我々が長年リハで使用している
某スタジオでは、
たまに変な出来事があるんですよ。。

【証言1】
「外の気候はどちらかというと乾燥してるのに、
 スタジオ内が譜面もシットリするほどの
 異常な湿気なんだよね。。。」

【証言2】
「見たんだよ、スタジオのドアの外の隅に、何故か”盛り塩”が。。。」

【証言3】

「そう言えば、スタジオ内の奥の左隅で演奏した人が、
 やたらと体調を崩すような。。。」

と、謎の多いスタジオなのです。。。

そして、
我々SUBWAYSは来週もこのスタジオに
4-5時間こもるのでありました。。。

あ、まだ終わりじゃないからね。
ここからが、今日の本題ね。

先日の”September Concert”では、
春から制作をしてきた新曲のうち2曲を演奏したんだけど、
大変評判も良くて、
尊敬するライブハウス弁天のエグゼクティブプロデューサー(?)の
”まっ好さん”からも
「新曲、カッチョよかったよー」との
お褒めもいただき、
手ごたえアリでした。

が、新曲はこれだけじゃないっすよ!
まだまだあるのでした。
残りの新曲のアレンジ最終化に向け、
スタジオ作業に没頭中のSUBWAYSでありました。

そして、
チハラッチが帰りがけに一言、
「人前で演奏したいっすね。。」


確かにっ!
新曲をライブでやりたいっ!