一本指で(注:ベーシスト的マニアックネタ#2)
先日の2104(フトシ)Studioでの出来事。
その日は、
ループをバックにベースを録りました。
1曲目のミディアムテンポの曲の
1テイク目を取ったところで、
フトシから
「何か、ユルくない?」
との指摘。
実はオレもプレイバックを聞いて同じことを思ってて・・・
で、ヒラメキました。
次のテイクでは
1曲を”人差指一本”で弾き切りました。
プレイバックを確認すると、
フレーズは一切変えてはいないのですが、
明らかに、
前のテイクより、
音に芯があり、プッシュ感のある良い演奏になってました。
ヤッパリね!
わが師”福田郁次郎”氏からは、
「人差指は中指よりもレスポンスが早く、
しっかりとしたタッチで弾けば、
ジャストに音を立ち上げることができる」
との教えをいただいていましたが、
今回さらにその意味を実感しました。
人差指一本で演奏するベーシストということでは、
ジェームス・ジェマーソン、チャック・レイニーが有名ですが、
彼らは人差指のアップ・ダウン
(”指の腹側”と”爪側”の両方を使う)で
指一本とは到底思えないすごいフレーズをビシビシと繰り出します。
(エー、ちなみに、オレの場合は指の腹側だけなので、
速いフレーズは弾けません。。。 )
で、もう1曲では、
”親指一本”で、微妙にミュートをしながら弾きました。
この親指奏法は、
ベーシスト業界(?)では、
”いかりや奏法”と呼ばれております。
(これホント!故”青木智仁”氏の教則ビデオでも言ってました)
”いかりや”とは、
モチロン、ドリフターズの故”いかりや長介”さんのことです。
彼がベーシストとしてTVに出ていた頃、
親指で弾いていたらしいです。
オレはさすがに記憶ないのですが。。。
数年前に流れてた
いかりやさんがアップライトベースを弾く
キリンラガーのCMはメチャクチャかっこ良かったなぁ。
You Tube画像 ⇒
http://jp.youtube.com/watch?v=9rxZgrTmmYk
kei.s